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『放浪者たち 夢破れし都』荻野目悠樹 [トクマ・ノベルズ]

 
第二次大戦中の占領されたパリを舞台にした冒険物。訳ありの日本人とドイツ貴族が組んで、ゲシュタポとレジスタンス絡みの事件に巻き込まれる話。この手の冒険物としては、非常にオーソドックスで、きっちりとまとめている。これで完結している。続きは出せそうな話であるが、これで完結だろう。

この作者は手堅く、こういうのも上手いが、『双星記』の続きというか、同じ世界の話も読みたいが、また、どこかで出ないものだろうか。このレーベルだと、SFはあまり出そうにもないが。


タグ:荻野目悠樹
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