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『プリンセスハーツ ~麗しの仮面夫婦の巻~』高殿円 [ルルル文庫]

大公の主人公の所に王国から嫁いできた王女が実は、偽物で、仮面夫婦となってという話。非常にオーソドックスなファンタジーである。この作者の他の作品と世界は同じで、時代が異なるようである。基本的に、宮廷陰謀物であるが、ストーリーも上手く構成されており、飽きさせない。続きに期待したい。

ルルル文庫の創刊の一冊。こちらも、10冊の内、2冊ぐらいがノベライズだが、翻訳が1冊あり、さらにキャンバス、パレット文庫からの流れが3冊ぐらいあってという構成になっている。少女向けにしては、珍しく、男性作家も起用していたり、これまた、かなり、傾向がばらばらな感じである。全体としては、コバルトと言うよりは、ビーンズ文庫あたりの割と、高年齢層向けの感じでもあるが、まだ、分からない感じである。


タグ:高殿円
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