『自衛隊三国志 赤壁の戦い 上下』吉田親司 [世界文化社]
最近は三国志ネタが多いが、これは単純に三国志と言うだけでなく、『空母三国志』という現代物の架空戦記の続編でもある。そちらは、中国が三つに分裂して争っているのに、日本やアメリカが巻き込まれてという話だったが、こちらは、さらに『戦国自衛隊』のアイディアを借りて、自衛隊やアメリカ軍、さらに中国軍が三国志の時代にタイムスリップしてという話になっている。自衛隊が蜀に味方し、アメリカが呉、中国が魏につくという展開で、やはり、赤壁の戦いがメインである。というわけで、クロスオーバー的でもあるが、三国志物としてはオーソドックスではあるが、やはり、戦記物的な面は強い。二冊で完結している。
コメント 0