SSブログ

『全死大戦1、2』元長柾木 [角川書店(KADOKAWA)]

『飛鳥井全死は間違いない』と『萩浦嬢瑠璃は敗北しない』を書き直して、タイトルを変えたもの。西尾維新当たりとは文体などはそれなりに近いが、こちらは、全体としては割とオーソドックスに、システム的な物との闘争、あるいは戦争をテーマとしている。割とメタな視点もあるが、何というか、全体的には新しいと言うよりは結構、古い感じもする。というのは、結局、2巻でやっていることは、単に学校に放火しているだけであったりする。けれども、途中の議論はそれなりに新しい物を踏まえているので、最後のオチとのギャップがあるような気がする。ストーリーは全体として、上手く構成されており、キャラクターも立っていて、見掛けよりは読みやすい。結局、内容としては壮大なプロローグ的な感じもするが、これで完結しているようだ。
タグ:元長柾木
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。