SSブログ

『すべての愛がゆるされる島』杉井光 [メディアワークス文庫]

太平洋の真ん中のある名も無き島は、誰でも島の教会で結婚式を挙げることが出来る。というわけで、いくつかのカップルがそこを訪れるという話。ストーリーというか、構成もかなり凝っていて、短いけれども、読み返さないと全貌は分かりにくくなっている。ある意味ではミステリー的な仕掛けでもある。非常に上手く構成されており、きっちりと完結している。


メディアワークス文庫は、12月に新創刊されたが、8冊出た内の4冊を買った。全8冊の内、新人が二人以外は全て、今まで、電撃文庫で作品を発表している。コンセプトは、ライトノベルではなく、一般文芸寄りとで、イラスト無しということだが、電撃文庫では、ライトノベル的な枠からはみ出るために、出しにくい物をこちらで出すというのが本当のところか。実際、買った内の2冊は電撃文庫で出した物の続編で、もう一冊は電撃文庫とまたがったシェアードワールドの一環で、最後の一冊がオリジナルだった。買っていない物は全て、オリジナルのようだが。内容的にも、確かに、電撃文庫では今一売れなかったとかそう言う理由で、こちらで出すのだろうが、実質的にはほとんどライトノベルと言っても良いであろう。
タグ:杉井光
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。