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『星の舞台からみてる』木本雅彦 [ハヤカワJA]

顧客の死後処理を行う会社に勤務する女性が、創業メンバーの死後処理において、その人の人生を追うことになる話。ネット上のエージェントなども登場し、SFとしては、かなり細かい話になっている。ネットワークやコンピューターに関する知識がないと少し分かりにくいかもしれない。とはいえ、ストーリーは上手く構成されており、きっちりとまとまっている。内容的にはこれで完結している。この作者はライトノベルでデビューしているが、割とジュブナイル風の作品で、微妙に向いていなさそうな気がしたが、やはり、こういったオーソドックスなSFの方が向いているようである。ネットワークが主なテーマにはなっているが、宇宙との関係も描かれており、そういった意味でも、実は見掛けよりハードSF的でもある。
タグ:木本雅彦
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