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『STEINS;GATE―シュタインズゲート― 連鎖円環のウロボロス (1)』海羽超史郎 [富士見ドラゴンブック]

ゲームのノベライズ。SFでタイムトリップ物になっている。かなり、複雑な設定になっていて、また、タイムトリップも絡むので、ストーリーの展開は一筋縄ではない。一人称で語られているが、主人公の語りが厨二病的なので、ストーリーが見えてくるまでは、やや、読みにくいが、話はかなり、きっちりと校正されているようで、面白い。途中で終わっており、続きに期待したい。作者はかなり久し振りだが、文章は割とこなれていて、序盤を乗り切れば、読みやすいだろう。


何故か、急に富士見ドラゴンブックから、ゲームのノベライズが出ることになったようで、もう一冊、同時発売となっている。しかし、富士見ファンタジアの方は、ノベライズと言っても、今まで、アニメ中心だったので、恐らく、ゲームのノベライズをドラゴンブックレーベルで出すと言うことで、棲み分けを図るのであろう。角川系の他のレーベルでは、スニーカーとファミ通文庫はノベライズも一緒で、比率も高い。電撃は電撃ゲーム文庫として、分けているが、最近は、ガンパレのノベライズぐらいしか出て折らず、それも完結してしまったので、どうするのだろうか。

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