『乱☆恋 婚約者は16人!?』舞阪洸 [富士見ファンタジア文庫]
主人公の王子が16人もいる婚約者達を巡る旅に出る羽目になる話。一見すると、最近、ありがちなハーレム設定なのかと思うが、ラブコメというよりは、むしろ、かなり、オーソドックスなファンタジーになっている。実際、政治や軍事的な面の比重が高い。16人も婚約者がいることになっているが、今回は隣の国の王女のみ登場する。しかし、これでは、16巻掛かりかねないが、どうも、次の巻、当たりでは一冊につき、二人のヒロインが登場するようである。16人の婚約者という設定だが、それだけいても、うまく成り立つ設定を捻り出している点は感心するしかない。話も上手く、まとまっており、続きに期待したい。
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