『悪魔をむにゅむにゅする理由』鏡裕之 [HJ文庫]
天使の像の胸に触った罰で、二日以内に魔物の胸を揉んで、魔物を人間にしないと異形の姿に変えられてしまうという呪いを掛けられた少年が主人公の話。何というか、かなり無理矢理感のある設定というか導入だが、ここまで拘るのも凄いとしか言いようがないだろう。実は同じ作者の『魔女にタッチ!』と一部、登場人物は重なっているが、主人公は新たに設定されており、そちらを読んでいなくても分かるような作りにはなっている。というよりは、こういう話しか書けない作者なのかもしれない。話はきっちりと完結している。エロコメというよりは、こういうネタの割にはスラップスティックなコメディー色の方が強い。
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