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『異国迷路のクロワーゼ Le cahier d'Yune』萩原麻里 [富士見ファンタジア文庫]

アニメにもなっているコミックのノベライズ。パリに奉公に来た日本人の少女が主人公の話。ストーリーはオリジナルのようだ。連作短編で三話構成になっている。原作は読んでいないのでよく分からないが、アニメとは大体、雰囲気は同じような感じである。しかし、小説なので、主人公の心情も書き込まれているし、背景も説明されているので、微妙に印象は異なる。というのは、アニメは視点は必ずしも主人公にはないので、クロードのように湯音にいらつきかねないのであるが、小説では湯音の視点なのでもっと、湯音がしっかりしているようにも思える。とはいえ、これはメディアの違いによるものであろう。
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