『ブラック・ブレット 神を目指した者たち』神崎紫電 [電撃文庫]
ウイルス性の寄生生物によって、住める場所がかなり狭くなった世界が舞台のSF。主人公の高校生の少年は、相棒の少女と共に、寄生生物と闘うスペシャリストとしても働いているという設定である。SF的な設定は割とありがちだが、本当はかなりダークな設定であるのを最近のハーレム展開的なラブコメのキャラクター配置によって、明るくしていると言ったところか。非常に上手く構成されており、読みやすい。2巻も既に出ているが、ヒロインは増えるようである。三雲岳斗の『ストライク・ザ・ブラッド』あたりと同様に、売れ筋の要素を上手く組み合わせて配置している感じがする。エンターテイメントとしては、安定しており、安心して読めるだろう。続きにも期待出来そうである。
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