『ゆるゆりノベルアンソロジー』森田季節、瑞智士記、菅沼誠也 [一迅社]
『ゆるゆり』のノベライズだが、三人の作家によるアンソロジーになっている。イメージ的には、公式二次創作的なアンソロジーの小説板か。わざわざ、百合物が得意そうな作家を集めているが、別にガチ百合というわけでもなく、パロディーとしてはオーソドックスである。原作は四コマ漫画なので、どちらかというと、話によってはアニメ版に近い雰囲気でもある。ただ、話自体は、それぞれの作者毎に連作短編的な構成になっており、短い話は一発ネタのギャグマンガ的な話にもなっており、その意味では割と原作に近い感じもする。それなりに楽しめる。
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