『不完全神性機関イリス 154cmの最終兵器』細音啓

正体不明の敵に脅かされている世界で、主人公の少年はメイドロボをスクラップ置き場から発見して、修理したら、実は軍事用のアンドロイドで家事が全く不得意だったというところから始まる話。『氷結境界のエデン』のかなり前の時代の話になっている。戦闘もそれなりにあるが、割と、コメディー寄りで、この作者の他の作品ほど、悲壮感が漂うわけではない。その意味では気楽に読めるが、恐らく、今後は割と、戦闘メインになりそうである。『氷結境界のエデン』とは関連はあるが、基本的には別の話なので、これから読んでも問題ないであろう。話は、完全に途中なので、続きに期待したい。

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