『Type: STEELY-上』片理誠 [幻狼ファンタジアノベルス]
人間を無差別に攻撃する機会によって人類が滅亡の危機に瀕している世界が舞台の話。主人公の少年は有機系生体ロボットの「スティーリー」のコアに運悪く抜擢され、敵と戦う羽目になる。と言うわけで、非常にハードな設定のSFになっている。と言っても、主人公はどちらかと言えば、必ずしもやる気はなく、エヴァのシンジのような感じであるが、設定は暗いにもかかわらず、雰囲気は意外と明るめの話になっている。下巻も既に出ていて、一気に読ませる。話は完結しているが、完全にハッピーエンドというわけでもない。実はこの手の話としてはかなりオーソドックスでもあるが、この手の末期戦的な物は意外と、最近は結構あるような気がする。
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