四人の女子高生の間の不安定な関係を巡る話。作者は元々コバルト文庫で書いていたが、今回はミステリーのレーベルからと言うことで、一種のミステリーになっている。ミステリーといっても、日常の謎的な部分もあるし、あるいは割と安楽椅子探偵的でもあるが、他方で、事件もそれなりに生じて、ストーリーに起伏はある。話は完結しているが、ミステリーとしてよりも、今まで書いていたものと大体同じと考えるべきであろう。密度が濃く、一気に読ませるが、それなりに癖はあるので、好みは分かれそうである。
2012-09-17 21:24
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