『後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール』石川博品 [スーパーダッシュ文庫]
皇帝暗殺の野望を抱く主人公の少年は女装して後宮に潜入するが、そこでは野球のリーグが開催されており、野球をやることになるという話。設定はオリエンタルなファンタジーだが、内容は野球物である。とはいえ、ルールは多少いじって、3イニングのイニング毎の勝敗で決するというものである。テニスとかバレーのセット制と同様である。とはいえ、野球以外のところもストーリーの展開はそれなりにあるようで、かなり、設定自体は大掛かりである。この作者らしく、色々と変なところも多いが、一気に読ませる。話はまとまっているが、続きに期待したい。
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