『蒼井葉留の正しい日本語』竹岡葉月 [富士見ファンタジア文庫]
ライトノベル作家になるという夢のある主人公の少年は、高校に進学して、寮で出会った変な少女に原稿の日本語の間違いを指摘されるというところから始まる話。と言うわけで、ラブコメになるのかと思うと、そういう展開もあることはあるが、むしろ、ミステリーっぽい展開になる。野村美月っぽい話ではあるが、確かにそういう面もあるが、話はもう少しあっさりしている。話は、日本語の書き方というか、ある種のフィクション論的な面もあって、意外に凝った展開になっている。話は解決しているのが、続きは出せる構造なので、続きに期待したい。
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