『異世界作家生活』森田季節 [ダッシュエックス文庫]
中堅小説家の主人公は異世界で小説教室を開くことになるという話。連作短編的な構成になっていて、何となく、ウェッブ小説風でもある。この手の話としてはオーソドックスではあるが、上手くまとまっていて、読み易い。続きにも期待したい。
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『姫様、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!』おかざき登 [MF文庫J]
主人公の高校生の少年のところに、気分が沈むと世界が滅亡するという少女が異世界から現れ、一緒に住むことになるという話。気分が沈まないように美味しい物を振る舞うという話になっている。割と最近、それなりに流行っているグルメ物だが、作者は以前から、グルメネタが多かったので、意外性はないし、話も上手くまとまっている。続きが出るようなので、期待したい。
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『オタサーの姫と恋ができるわけがない。』佐倉唄 [富士見ファンタジア文庫]
高校に入学した主人公の少年は、幼馴染みでオタサーの姫っぽくなっていた先輩に告白され、同じ部活に入ることになるという話。青春物寄りではなく、ヒロインが何人も出てくる部活物になっている。少し、登場人物が多い気もするが、シリーズ化前提なのだろう。設定はそれなりに凝っているが、あまり無理はなく、上手くまとまっている。
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『コンクリートレボルティオ 超人幻想 星野輝子のキケンなお見合い!』鐘弘亜樹 [講談社ラノベ文庫]
ノベライズ。主人公は輝子になっている。外伝ではあるが、アニメよりは雰囲気は明るめになっている。話はこれで完結している。