『デート・ア・バレット デート・ア・ライブ フラグメント』東出祐一郎 [富士見ファンタジア文庫]
『デート・ア・ライブ』の外伝だが、作者は異なる。本編とは結構、雰囲気は異なる。記憶少女の純正礼が殺し合う話である。いわゆるデスゲーム的な設定だが、ストーリーは結構、凝っていて、仕掛けも多い。話は上手く構成されている。これで完結している。
『屈折する星屑』江波光則 [ハヤカワJA]
廃棄指定済みのコロニーで、鬱屈した毎日を過ごす主人公が、火星から亡命してきた元軍人と出会うところから始まる話。この手の話としてはかなりオーソドックスではあるが、上手くまとまっている。暫く、この手の話はそれほどは書かれていなかったが、また、需要が出て来たからなのか、あるいは、むしろ、時代の雰囲気に合うようになったのか。話はこれで完結している。
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