『女騎士コレクション~ガチャで出た女騎士と同居することになった。~』三門鉄狼 [講談社ラノベ文庫]
ソシャゲーの人気キャラが突然現れて、主人公の家に居着くが、やがてモンスターもこの世界に現れるという話。それなりにあるタイプの話だが、上手くまとまっている。話はこれで完結している。
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『霧の宮先輩は謎が解けない』御守いちる [講談社ラノベ文庫]
お嬢様の先輩は名探偵気取りだが、推理はでたらめで、助手にされている主人公の少年が事件を解決する話。というわけで、ミステリーだが、見掛け上の探偵と助手が逆になっているパターンである。ミステリーとしてはそれなりにまとまっている。既に続きが2巻まで出ている。
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『蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ』杉井光 [講談社タイガ]
大学を留年して、ブログで小銭を稼いでいる主人公は天才作曲家に作詞を依頼されるだけでなく、あるピアニストと知り合って、その一家を巡る奇妙な事件に遭遇するという話。ミステリーになっていて、ミステリーとしてはそれなりに面白いが、むしろ、音楽物として考えた方が良いだろう。
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『最強パーティは残念ラブコメで全滅する!?』鏡遊 [富士見ファンタジア文庫]
最強パーティを率いる主人公の少年は仲間の魔法使いの少女に告白しようとするが、実は両思いなのにも関わらず上手く行かないという話。オーソドックスなファンタジーではあるが、ラブコメのところが多少捻ってある。話は一冊と完結しているが、既に続きが2巻まで出ている。ありがちではあるが、面白い。
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『ビューティフル・ソウル』坂上秋成 [講談社ラノベ文庫]
怪物によって文明がかなり崩壊した世界で、能力バトルをすることになる話。割とありがちなタイプの話ではあるが、上手くまとまっているし、話もきちんとまとまっている。やや青春物寄りではある。
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『赫光の護法枢機卿』嬉野秋彦 [ファミ通文庫]
怪物を倒せる唯一の武器を授けられ護法枢機卿となった主人公は、変な同僚と任務に当たることになるという所から始まる話。設定はかなり細かく、ストーリーも上手くまとまっている。この作者の他の話と似たような感じではある。既に続きが二巻まで出ている。
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『骨の髄まで異世界をしゃぶるのが鈴木なのよー!!』望月充っ [ダッシュエックス文庫]
異世界召喚の時に本来召喚されるはずの人を押しのけて召喚された主人公は口先だけで異世界を渉っていくという話。基本的には良くあるタイプの話のパロディーになっている。コメディーとしてはそれなりに良く出来ている。話はこれで完結している。
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『桜色のレプリカ1,2』翔田大介 [HJ文庫]
学校の教師の主人公が理事長に呼び出され奇妙な依頼を受けるところから始まる話。学園物かと思うと、確かにそうではあるのだが、ある意味非常にオーソドックスなSFになっている。2冊できちんと完結している。SFとしては割と古典的ではあるのだが、非常に上手くまとめているし、一気に読ませる。
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『僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候している』手島史詞 [ファミ通文庫]
タイトル通り、バイト先の珈琲店の常連の魔法使いの少女と出会って、事件に巻き込まれていくという話。良くあるタイプのミステリー寄りの話かと思うと、意外にそうではなく、シリアスな大きなストーリーが展開されている。話は上手くまとまっている。これできちんと完結している。
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『アリクイのいんぼう』鳩見すた [メディアワークス文庫]
店長がアリクイにしかみえない喫茶店兼印章店を舞台にした話。連作短編形式で、最後に全体が上手く繋がるような構成になっている。良くあるタイプではあるが、非常に上手い。続きも既に2巻まで出ている。
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『美の奇人たち』美奈川護 [メディアワークス文庫]
祖父から貰ったアパートの管理人となった女性の主人公は、リフォームのために芸術家崩れの住民を追い出そうとするという話。一種の芸大物なのだが、メインのストーリーはむしろ、主人公の父であった画家に関する話になっており、思ったよりもスケールの大きい話になっている。構成は巧みで、良く出来ている。話はこれで完結している。
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『夢幻戦舞曲』瑞智士記 [MF文庫J]
海上都市で人間でない種の東京の統治権を賭けた幻神大戦が始まろうとしていたという所から始まる話。いわゆるバトルロイヤル物だが、設定は結構、凝っていて、キャラクターも立っており、非常に上手くまとまっている。続きに期待したいが、既に2巻まで出ている。
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