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『灰燼のカルシエール』桜井光 [星海社文庫]

滅亡した世界で、最後の人である青年と少女が旅を続ける話。スチームパンクシリーズの最後の話だそうだが、オーソドックスなスチームパンクと言うよりは、スチームパンクの世界が壊れてしまっている話である。とはいえ、『ビッグ・オー』も雰囲気はかなり近い物があったか。こちらは完全に滅亡後の世界ではあるのだが。話はこれで完結している。
タグ:杉井光
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『鬼哭街』虚淵玄 [星海社文庫]

妹の仇を討つために上海へ戻った男が主人公の話。サイバーパンクではあるが、武侠物というか、ガンカタ物でもある。元々はゲームのノベライズで既に角川スニーカー文庫から出た物を一冊にまとめている。戦闘シーンは迫力があるが、ストーリーも結構、驚愕の展開になっている。実はSFとしてもかなり本格的であるのだが、意外にその点は評価されていないようも気もする。
タグ:虚淵玄
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