『恋するアクアリウム。』竹岡葉月 [富士見L文庫]
『おいしいベランダ。』の外伝。主人公のOLは年下の幼なじみのところに身を寄せることになるというところからはじまる話。『おいしいベランダ。』の外伝なので、ラブコメと言うよりは、料理物になっている。話はきちんと完結している。ライト文芸系としてはオーソドックスではあるが、割と爽やかな話になっている。
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『先生とわたしのお弁当』田代裕彦 [富士見L文庫]
親が入院したために酷い食生活を送ることになった女子高生の主人公が学校の先生にお弁当を作って貰うところから始まる話。設定は捻ってあるが、基本的には食にまつわる日常の謎的なミステリーになっている。連作短編的な構成であるが、上手くまとまっており、完結している。続きも出せなくはないので、期待したい。
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『おいしいベランダ。』竹岡葉月 [富士見L文庫]
一人暮らしをはじめた大学生の主人公は隣に住んでいるデザイナーと知り合うが、ベランダで菜園を作って料理もする人だったという話。この手の話としては割とオーソドックスではあるが、結構、キャンパスライフも良く描けている。話はまとまっているが、続きも出せる作りにはなっている。
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『紅霞後宮物語』雪村花菜 [富士見L文庫]
新人賞の受賞作。軍人の主人公の女性は、突然、皇后になったが、後宮の陰謀に対処することになるという話。中華風のファンタジーだが、最近は、それなりにあるタイプの話である。実は非常にオーソドックスな少女小説なのだが、何故、このレーベルなのかという感じもする。とはいえ、この手のレーベルは実質女性向けがメインなので、それで良いのだろうが。ストーリーは上手くまとまっており、既に続きが出ることも決定しているので、続きに期待したい。」