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『キャットフード』森川智喜 [講談社BOX]

ミステリー。化け猫が人間缶詰工場を作ったところに、他の化け猫が人間に混ざってやってきてと言う話。設定はファンタジーが入っているが、ルールは割ときちんと決められており、ミステリーとしてはそれなりにフェアな方である。結構、エグい話なのだが、語り口は割とほのぼの系である。設定はファンタジーが入っているが、何というか、探偵の位置自体が問われるといった意味では、新本格的な傾向である。本来だったら、講談社ノベルズで出ても良さそうだが、かなりライトノベル寄りだからか、このレーベルで出たようだ。
タグ:森川智喜
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『丸太町ルヴォワール』円居挽 [講談社BOX]

私設裁判所で、被告となってしまった主人公の話。設定は結構、凝っているが、ミステリーとしては割とオーソドックスでもある。といっても、新本格的な路線としてであるが。京都が舞台になっており、京都物としても面白い。ちょっと変則的ではあるが、一種の青春ミステリーになっている。これも、講談社ノベルズで出てもおかしくはないが、やはり、ライトノベル寄りだからか、このレーベルで出たのだろう。続きも充分に期待出来そうである。
タグ:円居挽
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『428 ~封鎖された渋谷で~ 1』北島行徳 [講談社BOX]

ゲームのノベライズ。外伝がTVアニメの「CANAAN」である。こちらは、渋谷が舞台で、ある女性が誘拐されるところから話が始まる。ストーリーはゲームに忠実なようだが、一部、新たに書き下ろされた部分があるようだ。登場人物がかなり多く、また、テンポの速い話になっている。アニメの方からすると、大体のネタは予想は付くが、ストーリーはかなり凝っていそうである。全四巻の予定のようなので、とりあえず話が始まったという感じだが、続きが楽しみである。
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『うみねこのなく頃に Episode1(上)』竜騎士07 [講談社BOX]

原作はゲームだが、TVアニメにもなっている。『ひぐらし』と同じように原作者がノベライズしているのだが、会話が多く、特にはじめの方は冗長な感じがするが、途中から、それほどでもなくなり、読みやすくなる。恐らく、今回は、孤島の館を舞台にした本格ミステリー風の話になっているからか、会話だけでなく、地の文も多めのようのようである。原作はやっていないので、この先どうなるのか、分からないが、もしかすると、ミステリーでないのかもしれないが、続きが楽しみである。TVの方がテンポが速いので、確実に追い越されるが、アニメはやはり、結構、省略されているので、やはり、ノベライズを読まないと分からないところが出てきそうである。


『ひぐらし』のノベライズは途中で飽きてしまって読んでいないが、こちらはこの調子なら、最後までついて行けそうである。
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『四方世界の王1』定金伸治 [講談社BOX]

講談社BOXの毎月刊行する予定の大河ノベル。内容は、古代のメソポタミアを舞台にしたファンタジー。1巻は、割と顔見世的で、話があまり進まないが、2月に刊行された2巻でようやく話が動き始めている。この調子ならば、かなり壮大なファンタジーになりそうである。設定はそれほど明かされてはいないが、相当大仕掛けなようで、ストーリーの展開も速く、続きに期待出来そうである。

問題は、きちんと毎月刊行されるかどうかではあるが、他の大河ノベルでは途中で休みを入れているのもあるので、分からないが、とりあえず、3月も出る予定にはなっている。
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『空想東京百景』ゆずはらとしゆき [講談社BOX]

戦後の日本の歴史を改変した設定の昭和30年代の話。小説だけではなく、イラストストーリーや漫画、設定資料なども収められている。「ペンデルトーンズ」、「試作品少女」と一連の作品になっている。何とも言えない独特の雰囲気だが、かなり、好みは分かれるだろう。戦後日本の歴史を改変した設定の話は割と、最近、多く、大抵、戦後レジームの再検討的な文脈があるのだが、これはそういう面も多少はあるが、むしろ、30年代に拘っているところが特徴なのだろう。イラストや漫画も収められており、ビジュアル面も一体で評価すべきだろう。まだ、話は展開出来そうだが、割と閉じられた世界での話になっているので、かえって、これ以上は出さない方が良いかもしれない気がする。

このレーベルは割と実験的な物を出そうという趣旨だが、ようやく、それに相応しいのが出てきたのではないのだろうか。
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『Classical Fantasy Within 第一話 ロケット戦闘機「秋水」』島田荘司 [講談社BOX]

第二次大戦末期の日本を舞台にした架空戦記テイストの話。少年の視点から描かれており、ジュブナイルSF風であるが、話自体はファンタジー的になるようだ。大河小説というこで、全12話の予定だが、確か3ヵ月連続で出して、休んで、また、連続で出すそうだ。 ストーリーは、ほとんど、導入といった感じで、終わっている。このため、何とも、評価しづらい。恐らく、スロースターターな展開だと思われるが、続きを買おうかどうしようかは、微妙である。


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『ひぐらしのなく頃に 第一話~鬼隠し編~(上)』竜騎士07 [講談社BOX]

ゲームのノベライズ。シナリオをもとにしているせいか、かなり、会話が多めで、序盤の方は、ちょっと、読みにくい気がする。とはいえ、途中から、面白くなってくる。ホラーというか、ミステリー的な要素が多く、上手く、引き込んでいる。全七冊とか言うことで、あまり、先が見えない感じであるが、続きに期待したい。これも、続きを読んでみないことには、評価しづらいだろう。


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『DDD1』奈須きのこ [講談社BOX]

『ファウスト』誌に掲載されたのをまとめたもの。一応、広い意味でのミステリーか。書き下ろしも一話あるが、何というか、全て、叙述トリック的な構成になっている。そう言う意味ではちょっとワンパターンか。とはいえ、構成は非常に巧みで、上手くまとまっている。続きにも期待できそうだ。


タグ:奈須きのこ
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