この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
『ブルースカイ』桜庭一樹 [ハヤカワJA]
SF。三部構成で、第一部は17世紀のドイツ、第二部が2022年のシンガポールで、第三部が2007年の日本となっている。「少女」がテーマとなっているが、少女が絶滅し、代わりに若い男性が女性化しているというのが、一つのポイントのようであるが、この辺は微妙に元ネタが透けて見える気がしないでもない。それはともかく、思ったよりも、本格的なSFになっている。もう少し、ネタを煮詰めた方が面白い物になったのではないかと思うが、それでも、上手くまとまっている。
ハヤカワのライトノベル路線だが、それなりに上手く行っているようだ。しかし、自前で新人を発掘しないというのは、楽だろうが、この先はどうなるのだろうか。
タグ:桜庭一樹
コメント 0