『インサイド・ワールド』周防ツカサ

電撃hp短編小説賞の大賞受賞作。電撃hpに掲載された受賞作に、新作２話とプロローグ、エピローグを追加して、連作短編集にしている。割と内向的な話ではあるが、実は、ＳＦになっていて、宇宙開発の話とある意味ではパラレルになっている。ただ、ＳＦの部分が設定以上に意味があるのかどうかは微妙なところでもある。連作短編だが、相互の結び付きは割と緩い。一話毎には、まとまっているのだが、全体としては、繋がってはいるものの、若干散漫な感じがする。

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