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『クラック・ハウンド 聖人の条件』榊一郎 [トクマ・ノベルズ]

 
現代物の伝奇物。同じ作者の『ストレイト・ジャケット』の舞台を現代にして、内容もある程度大人向きにした感じ。上手くまとまっているが、大体他の作品と同じような感じである。話は一応完結しているが、敵の親玉は倒していないので、恐らく、続くのだろう。

これはトクマ・ノベルズのEdgeという新シリーズの一冊。同時に刊行されたのが、他に森岡浩之と水月郁見(夏見正隆の別ペンネーム)というラインナップ。最近、あまり刊行されない徳間デュアル文庫の流れもあるけれど、必ずしもそうではないようだ。というのは、森岡浩之のは、確か『SF Japan』誌に載ったものだと思うが、夏見正隆は以前、トクマノベルズで書いていたし、榊一郎の他にもライトノベル系の作者が登場するそうだ。内容もSFだけでなく、ファンタジーとか現代物もあるようだし、年齢層も多少大人向きと言うことのようだ。

今後のラインナップは、帯の折り返しの部分に書いてあるのだが、それによると、青木和、嬉野秋彦、荻野目悠樹、火島竜介、豪屋大介、林譲治、葉山透、福田栄一、ゆうきりんとなっている。徳間デュアルからの人もいるが、色々と声を掛けているようだ。この面子だと、やはり、SF系が多いような気がするが、そこら辺が特徴か。巻末には新人募集のお知らせもあるし、そう言う意味ではやる気もあるようだ。確か、徳間デュアルは独自の新人賞はなく、SF新人賞出身の人が書くこともある程度だった。


タグ:榊一郎
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