『クリスマス上等。』三浦勇雄

ＭＦ文庫Ｊの新人賞の審査員特別賞受賞作。異世界のテレビ番組の企画で、サンタ役になってしまった少年の話。設定がかなり、凄いが、ストーリーもかなり変な展開になっている。と言っても、設定が設定なので、そんなことはどうでも良くなってしまっている。よく考えると、かなりデタラメな話なのだが、勢いはあるし、それなりにまとまっている。

ＭＦ文庫Ｊの新人賞受賞作が三つまとめて出たが、『ゴーレム』が一番面白かった。次は、この『クリスマス』。『かのこん』は悪くはないがと言うところ。続きが出やすい構成になっているのは『かのこん』だけかな。『クリスマス』の作者は、発想が面白いので、次作に期待したい。

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