借金を残して父が失踪してしまった少年の所に、神の子やら天使やら魔王やらが押しかけてくる話。ありがちな押し掛けハーレム物かと思うと、この作者のことなので、そんなに単純ではなく、キリスト教がネタの結構、ブラックなコメディーになっている。しかも、キリスト教ネタが、ストーリー上、非常に重要だったりして、見かけよりもかなり、細かく作ってある感じである。帯にはラブコメとあるが、むしろ壮大な一発ネタのコメディーと言うべきだろう。話はきちんと完結しているので、続きは出ないだろう。かなり、癖はあるが、上手くできている。
2008-08-02 20:17
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