『15×24 link one、link two』新城カズマ [スーパーダッシュ文庫]
ネットでしか知らない相手と心中するつもりの高校生の自殺を食い止めようと、多くの人が駆けずり回る話。主要な登場人物が15人で、24時間がリミットという意味のタイトルのようである。全六冊の予定のようであるが、いきなり2冊同時発売である。というわけで、主人公がいると言うよりは、群像劇になっており、それぞれの登場人物の主観から交互に描かれる形式になっている。最近の作品だと、『428 ~封鎖された渋谷で~』と似たような感じであるが、こちらの方が規模が大きく、プロットも非常に綿密な感じがする。あまり、結末の予想も付かないが、非常に期待出来るのは確かである。
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