『殺戮ゲームの館<上><下>』土橋真二郎 [メディアワークス文庫]
オカルトサークルのメンバーが密室に閉じ込められ、殺人ゲームを強制させられる話。ライトノベルの周辺でも、米澤穂信の『インシテミル』などがあるが、これはいわゆる人狼ベースのゲームになっている。この手の話としては、既に、同じようなのをいくつも書いているので、上手くまとまっているが、メディアワークス文庫だからか、割と一般的なミステリーっぽく、大学生が主人公になっている。しかし、全体的な雰囲気は、『扉の外』などとそれほどは変わらない。後味の悪さも同じである。ある意味では、『扉の外』シリーズと言っても良いかもしれない。
人狼ベースの話は、割と流行っているようで、『月見月理解の探偵殺人』にも登場するが、あちらは、ミステリーとしては微妙である。
人狼ベースの話は、割と流行っているようで、『月見月理解の探偵殺人』にも登場するが、あちらは、ミステリーとしては微妙である。
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