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『妓楼には鍵の姫が住まう -死人視の男-』水瀬桂子 [f-Clan文庫]

死人の見える目を持つ主人公は、深夜の妓楼で不思議な少女と出会い、殺人事件の解明を手伝う羽目になる話。一応、ミステリー的な構成ではあるが、どうも、謎解きよりは雰囲気を楽しむべき話のようである。見掛けよりも、オーソドックスな話ではあるが、一昔前のホワイトハート文庫当たりの雰囲気のようにも思える。きっちりと完結しているが、続きも出せる作りなので、続きが出れば、期待したい。


新しいレーベルだが、どうも、他のレーベルと差別化を図るために、必ずしも、恋愛物ではないようなのを中心にしているようである。一昔前の少女小説的な雰囲気を目指しているのであろう。問題は、ニッチとはいえ、続くだけの市場があるかどうか出あろう。
タグ:水瀬桂子
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