『パンツァークラウン フェイセズI』吉上亮 [ハヤカワJA]
大震災で崩壊した東京は、新たな都市に生まれ変わっていたが、そこへ民間保安企業の契約者として主人公の青年が派遣されるところから話が始まる。行動履歴解析による完璧な行動制御と、AR技術によって完璧なセキュリティーを達成している都市を舞台にしているが、主人公が民間保安企業に属しているところは、割と『TIGER&BUNNY』風でもある。SFとしては最近の流行のネタはかなり網羅しているが、ストーリーは意外と逆にオーソドックスでもある。3巻で完結している。新人にしては迫力もあるし、結構読みやすいが、意外に特徴が薄いような気がしないでもない。
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