『ダメ魔騎士の英雄煌路』藤木わしろ [MF文庫J]
新人賞の受賞作。駄目な魔騎士の主人公は、自宅が焼けたため、武闘大会で優勝を目指すが、卑怯な戦い方ばかりするので、幼馴染みの王姫が更生に乗り出すという話。ちょっとキャラクターの配置は面白いけれど、割と、良くあるタイプのオーソドックスなファンタジーである。話はまとまってはいるが、続きが前提のようでもあるので、期待したい。
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『緑陽のクエスタ・リリカ』相沢沙呼 [MF文庫J]
魔術師の学院を退学した主人公の少年は冒険者になろうとし、依頼を受け、事件に巻き込まれていくという話。オーソドックスなファンタジーで、設定もそれなりに凝っているが、話の展開は割とごちゃごちゃしている。話はこれで完結しているが、続きも出せる構造にはなっている。
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『血風の英雄伝承』鏡遊 [MF文庫J]
新撰組隊士の魂を受け継いだ主人公の少年は、闘いに身を投じるという話。設定はそれなりに凝っているが、基本的にはガンカタのアクション物である。割と暗めな感じではあるが、話は導入と言った感じである。続きは出せる作りになっている。
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『異世界ならニートが働くと思った?』刈野ミカタ [MF文庫J]
大体、タイトル通りの話で、ニートの主人公の少年は異世界に召喚されるが、立場を逆転させて、召喚者に世界を統一させることにするという話。はったり系の話だが、基本的にはゲームのルールの裏をかくという感じである。設定はかなり細かい。話はまとまっているが、続きも出るようである。
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『月天楼の封神電戯』為三 [MF文庫J]
オンラインゲームで日銭を稼ぐ高校生の少年の主人公は、ゲーム内で変な少女と対戦するところから始まる話。封神演義系のネタだが、ゲームの方も色々と設定は凝っている。ストーリーはまとまっているが、ややありがちな感じはする。続きにも期待出来そうである。
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『結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの？』伊達康 [MF文庫J]
竜人に滅亡寸前に追いやられた人類が暮らすところで、ある少女は忍びの少年と出会うところから始まる話。オーソドックスなファンタジーだが、タイトル通り、割と戦闘がメインの話になっている。ストーリーもオーソドックスではあるが、上手くまとまっている。既に続きも出ているが、さらに期待したい。
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『緋弾のアリアAA』赤松中学＆チームアミカ [MF文庫J]
『緋弾のアリア』の外伝。主人公は、アリアの後輩になっている。本編よりは学園物で、どちらかと言えば、日常を描いているが、それでもそれなりにアクションはある。コメディーとしては、気楽に読める。話は完結しているが、続きは出せそうなので、期待したい。
『エンジェル・フェスタ！』鏡遊 [MF文庫J]
元傭兵の少年が何故か、アイドル育成科のコーチになるという話。要するに、『ラブライブ！』的な話ではあるが、主人公が少年でプロデューサーもとい、コーチというところが特徴か。学園物でもあるが、『ラブライブ！』よりは『THE IDOLM@STER』的である。割と、コメディーになっているが、ストーリーの構成は上手く、面白い。既に2巻も出ているが、3巻も続いて出るようで、期待されているようだ。
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『虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒』田尾典丈 [MF文庫J]
クラス毎、ゲーム世界に飛ばされた主人公の少年は指揮官として、シミュレーションRPGに似た世界において、クリアを目指すことになるという話。この手の話だと、飛ばされる先はRPG的な物が多いのだが、これはちょっと異なる。とはいえ、育成要素があるので、割と似たような感じではある。ロードの回数に制限が設けられているので、緊張感はかなりある。最後はあまり予想していなかった結末であるが、続きを出すには良い方法であろう。続きに期待したい。
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『ひとりで生きるもん！』暁雪 [MF文庫J]
新人賞の受賞作。高校生の主人公の少年は、校内で文通している相手である同級生の美少女に会い、漫才の相方になるように頼まれるという話。ラブコメではあるが、お笑いがテーマなので、会話のテンポが良く、上手い。新人にしては文章もこなれていて、上手くまとまっていて、話も完結している。続きも一冊だけ出ているが、そちらは完全に後日譚である。
