SSブログ

『白い花の舞い散る時間』友桐夏 [コバルト文庫]

 
ロマン大賞の佳作入選作。チャットで知り合った少女がオフ会をする話。ミステリーっぽいイントロで、てっきり殺人事件でも起きるのかと思ったら、そうでもない。むしろ、ある種のサスペンスになっている。かなり、構成というか、伏線も多く、複雑な構造になっている。書き直しもしたのだろうが、新人にしては、非常に上手いだろう。この話は完結しているので、続編はなさそうだが、この先、どういう作品を書くのか、興味深い。

コバルトは、新人賞出身のは、まとめては出ないので、結構、見逃すことも多いが、今回はたまたま、目についた。以前に買った新人賞受賞作は、割とSF仕立てのがあったが、そう言うのは、コバルト文庫のカラーではないのか、あまり続かない場合が多いが、今回はミステリー仕立てなので、どういう路線を目指すのかはよく分からないが、順調にいけば、それなりに期待できそうだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。