『青葉くんとウチュウ・ジン』松野秋鳴

ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞の優秀賞受賞作。教室が、いきなり、宇宙に飛ばされてというところから始まるＳＦ。そのまま、宇宙で話が進むのかと思うと実はそうでもなくて、宇宙人の出てくる学園物と言ったところである。四話構成で、話は繋がっているものの、一話毎の連続性が高い。ラブコメもあるし、戦闘シーンもあるし、色々な要素が、バランス良く詰め込まれている印象である。全体としても、きっちりとまとまっている。ただ、逆に言うと、ある意味で、まとまりすぎで、特徴があまりない気もするが、新人にしては上手いだろう。

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