『月光のカルネヴァーレ ~白銀のカリアティード~I』J・さいろー [ガガガ文庫]
ゲームのノベライズ。イタリアらしきところを舞台に、自動機械人形を巡る話だが、自動機械人形を除けば、基本的には、マフィア物的な話になっている。尤も、登場人物には、少年や少女もいるので、何となく、『ガンスリンガーガール』とも似たような所もあったりする。とはいえ、どうも、話は完全な外伝のようであるが、非常に雰囲気の構築は上手く、自動機械人形を巡る狂気に満ちたホラーとしては良くできている。この作者は、一般向けは、多分、初めてだと思われるが、エロライトノベルと同じく、迫力がある。続きも出るようなので、期待したい。
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