『人類は衰退しました』田中ロミオ

人類がかなり衰退した世界で、妖精さんとの調停者に就いた少女が主人公の話。ファンタジーかと思ったら、むしろ、SFだった。というのは、妖精は、勝手に一種の文明を作り上げたりするわけで、それを主人公が観察するという話になっている。もちろん、うっかり、介入してしまったりというわけで、文明シミュレーション系に近いだろう。と言っても、雰囲気は、かなり、ほのぼのというか、緩んだ感じで、意外と、投げっぱなしだったりもする。一応、話は完結しているが、続きも十分に期待できそうである。

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