『黙星録Ｉ』荻野目悠樹

壮大なSF。二重太陽系での大接近期に生じる危機からの生き残りをかけて二つの惑星が戦争をする話。『双星記』、『ダイアナ記』、『デス･タイガー･ライジング』の続きである。両方の話の主人公が登場するため、登場人物がかなり多い。後二冊で、ここまでのシリーズ全体が完結するようだが、本当に完結できるのかはやや不安な気もする。とはいえ、発売日も決まっているようなので、とりあえずは終わるのであろう。今一つ、結末も予想しにくいが、続きが楽しみである。ただ、割と苦い話にはなりそうであるが。

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