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『芙蓉千里』須賀しのぶ [角川書店(KADOKAWA)]

明治末期を舞台にした一種の大河小説。少女が女郎になって一旗揚げるために哈爾浜へ向かうところから話が始まる。時代的には満州国の出来る前である。元々は、携帯サイトに連載された物を書き直したもののようで、あちこちに引きがあり、途中で飽きさせない。舞台は終始、哈爾浜だが、ストーリーの展開も早く、一気に読ませてしまう。一応完結しているが、連載はまだ続いているようなので、続きに期待したい。


最近は、ライトノベルからシフトしてきているが、ノベルスレーベル当たりでの冒険物的な話にも期待したいところである。
タグ:須賀しのぶ
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