大戦の激戦地だった小惑星セドナには、多数の遺骨が眠っており、そこに赴任することになった主人公と老人、旧型アンドロイドの話。ある意味、地味な話で、鎮魂をテーマとしているが、ポリティカルなメッセージは、意図してかは分からないが、なかなか微妙な感じもする。きっちりと完結しており、話の作りは上手い。
ハヤカワJAでは、若手の作家の作品を最近、いくつか出しているが、SFが掛ける作家が思ったよりもいると言うことが分かったという点で興味深い。ただ、必ずしも、上手く行っているわけでもないのだが、その内、面白い作品が出てくるのだろう。
2011-01-01 23:44
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