『ほうそうぶ2』宮沢周 [スーパーダッシュ文庫]
名探偵を目指す高校生の少年が、やはり名探偵である親の仕事を勝手に引き受け、解決するためにある高校に転校してくるところから始まる話。というわけで、一見すると、ミステリーに思えるのだが、そういう要素もそれなりにあるのだが、実はちょっと異なるジャンルになってしまっている。テンポ良く進み、キャラの掛け合いなども巧みで一気に読ませる。この作者は、デビュー作も設定は色々と変でかつ凝っていたが、これも、発想はかなりぶっ飛んでいる。話はきっちりと完結しているが、続きも充分に出そうな構造なので、続きにも期待したい。
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