『白銀の救世機』天埜冬景 [MF文庫J]
新人賞の最優秀賞受賞作。突如として現れた謎の生命体に支配された世界で、人類は感情を失った生物へと自らを進化させて、生き残っていたが、落ちこぼれの少年の主人公は、コールドスリープしていた旧人類の少女と救世兵器とに出会うという話。ロボット物だが、話の展開は何というか、ノリがスパロボ的だったりもする。この手のものとしてはありがちではあるが、非常に上手くまとまっている。新人にしては文章もこなれていて読みやすい。話も完結はしているが、続きが出そうな展開になっている。
コメント 0