『リーディング･ブラッド 最強の血統』田尾典丈

高校生の主人公の少年は異能の力で鬼神を封印する一家に生まれ、高校卒業までに嫁を探して子をなさないと世界が滅びるという宿命があり、嫁探しを必死に行っているという設定の話。割と、シリアスそうに思える設定だが、意外にコメディー要素もあり、異能バトル物としては割とオーソドックスである。仕掛けに関しては、月見草平の『キスから始まる戦機乙女』と似たところもある。やや、話がスロースターターな感じもするが、全体としてはまとまっている。

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