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『アルテミス・コード』古怒田健志 [メガミ文庫]

テロリストによる事件に巻き込まれて負傷した少女が改造されて敵と戦うことになる話。割と、ありがちだが、結構、暗めの話である。これで完結している。それなりに上手くまとまってはいるが、やや話は地味な気もするし、ちょっと古めのテイストである。


メガミ文庫は、ここに来て、いきなり、オリジナルを充実させる方針になり、五冊も同時に発売されたが、その内二冊を購入。たまたまかもしれないが、割と古い感じの話なのはどうしてなのだろう。尤も、買った内のもう一冊は柿沼秀樹が書いているので、古めの感じがするのは当然なのだが。もう一つ考えられるのは、こちらも井上敏樹原作で、脚本家が実際に書いているわけだが、どちらにしても、アニメ系の脚本だからかもしれない。それはともかく、8月末には出ていないところを見ると、隔月で出すつもりなのだろうか。ラインナップを見ると、アニメの脚本家が中心のようだが、それでも、第二弾ではみかづき紅月も予定にあったりする。新人賞も募集を開始しているし、もしかすると、面白い展開があるのかもしれない。
タグ:古怒田健志
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