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『神眼の英雄提督』富永浩史 [HJ文庫]

船乗りの少年はラヴァルス家の秘宝である少女と契約を交わし、神眼を得て、戦いに巻き込まれていくという話。最近流行りの戦記物ファンタジーであるが、珍しく、海戦物で、主人公は海賊の一味となるところが特徴である。この作者は、元々架空戦記も書いている一方で、ファンタジーも得意なので、今まで書いていなかった方が不思議なくらいである。設定もスケール大きく、ストーリーも上手くまとまっているので、続きに期待したい。
タグ:富永浩史
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『量子魔術の王権魔導』ハヤケン [HJ文庫]

スマートフォンを通じて魔術を使用する技術を訓練している高校生の少年が主人公の話。学園物だが、バトル物に成っている。単なるバトル物と言うよりはストーリーがメインの話で、ありがちなところも多いが、設定も結構、凝っている。前作に比べると、割と雰囲気は明るめである。話は完結しているが、続きが出せそうな構造でもある。
タグ:ハヤケン
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『グラウスタンディア皇国物語1』内堀優一 [HJ文庫]

五年前の戦に貢献した軍師である青年は、再び開戦の迫った皇国の切り札として戦場に戻ってくると言う話。非常に本格的な戦記物のファンタジーである。地理的な設定はかなり凝っているし、主人公の立場もかなり微妙なので、話はかなり、複雑になりそうである。ストーリーは、開戦したようなところで終わっているので、続きに期待したい。
タグ:内堀優一
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『アンリミテッド・オーバースキル』神野オキナ [HJ文庫]

高校生の少年の主人公は、怪異との闘いに巻き込まれていくという話。この手の話としてはオーソドックスではあるが、割と、設定はヘビーになっている。設定はそれなりに凝っているが、伝奇物としてはありがちではある。雰囲気はこの作者にしては暗めであるが、以前は割とこういう感じであった。話はまとまっているが、続きは出せそうである。
タグ:神野オキナ
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『高1ですが異世界で城主はじめました』鏡裕之 [HJ文庫]

古びた地図が原因で異世界に召喚されてしまった高校生の主人公の少年は、一緒に召喚された友人とともに、異世界で頑張るという話である。タイトル通り、城主になるのであるが、この手の話はライトノベルだけでなく、かなり流行ってはいるが、これは、その手のと、ある程度は似ているが、結構、設定が捻ってあって、ストーリーの構成は上手い。話はまとまってはいるが、新たな展開が始まりそうなところで終わっているので、続きに期待したい。
タグ:鏡裕之
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『もえぶたに告ぐ』松岡万作 [HJ文庫]

HJ文庫大賞の奨励賞受賞作。男の娘の主人公が幼馴染みの少年に復讐しようとして、ドツボにはまる話。設定は結構、面倒なぐらい凝っているが、ストーリーは意外に単純である。この手の話は割とハッピーエンドになりがちではあるが、続編も意識してか、意外にそうでもないところも面白い。導入は少し、冗長な感じもしないでもないが、そこを過ぎれば読みやすい。全体としても多少、メタな仕掛けもあったりして、実は色々と凝っているようではある。
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『インテリぶる推理少女とハメたい先生』米倉あきら [HJ文庫]

HJ文庫大賞の奨励賞受賞作。色々な意味で問題作と言うことになっているが確かにそうである。一種のアンチミステリーだが、ひたすら、真相はこうだというのを延々と語っているだけで、しかも、あまり読みやすくもなく、くどい。確かにアンチミステリーではあるが、反転させるとかそういった話ではなく、グダグダにして、読み返す気力を失わせる方向でしかない。よくこれを出版したものだと思うが、単にそういう勇気があるという話だけではなく、話題性で初刷りがある程度捌けるだろうという読みもあるのだろう。うっかり奨励賞を与えてしまったからと言うことかもしれないが。ところで、この作者は次回作はどういうのを書くつもりなのだろう。もちろん、出ない可能性もあるのだが・・・。
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『扉の魔術師の召喚契約 -その少女、最強につき-』 [HJ文庫]

魔術師の主人公は異世界から女子高生を召喚したが、実は非常に強く、最強の魔術師を決める戦いにコンビで参加することになるという話。ある意味ではテンプレ通りなのだが、あちこち、微妙に外した設定になっているが、全体としてはオーソドックスなファンタジーである。話はまとまっているが、続きも出せなくもない感じである。
タグ:空埜一樹
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『天帝学院の侵奪魔術師 ~再臨の英雄~』藤春都 [HJ文庫]

魔力を失ってしまった魔術師が魔術師学院に潜入して国皇の妹姫の護衛を務めることになる話。非常にオーソドックスファンタジーである。設定なども練られており、同じレーベルの『紅鋼の精霊操者』や『吼える魔竜の捕喰作法』が好きな人には勧められるであろう。何というか、地味女のファンタジーという点では割と似た感じである。とはいえ、ラブコメ要素もある。話はまとまってはいるが、続きにも期待したい。
タグ:藤春都
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『紅鋼の精霊操者』ハヤケン [HJ文庫]

HJ文庫大賞の銀賞受賞作。精霊操者という魔法を使える戦士である主人公は軍人で、転属先の島で現地軍の反乱に巻き込まれ、反乱軍と戦う羽目になる話。ファンタジーとしては、かなり設定も細かく、ストーリーの展開も緻密である。ラブコメ要素もあり、非常に上手くまとまっている。新人にしては文章もこなれていて、読みやすいが、全体的には地味な印象を与える面があるため、そこら辺が銀賞になってしまったのだろう。話はきちんと完結しており、続きは難しそうである。とはいえ、次回作には期待したい。 
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