『誰が為にケモノは生きたいといった』榊一郎 [富士見ファンタジア文庫]
別の世界に送られた主人公の少年は獣人の少女に救われて、手伝いをすることになるという話。オーソドックスなファンタジーだが、設定はかなり凝っている。なかなか面白い話ではあったが、3巻で完結しているが、終わり方はある意味、予定通りとはいえ、酷い。
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『 アジャンスマン：あるいは文化系サークルのラブコメ化を回避する冴えたやりかた』御手座祠杜 [富士見ファンタジア文庫]
新人賞の最終選考作。タイトルはごちゃごちゃしているが、休学していて復帰した高校生の主人公は、かつて所属してサークルの部室を訪れたところ、後輩の少女達が勝手に使っていたという所から始まる話。オタク系サークルの話かと思うと、確かにそうではあるが、むしろ、『冴えない彼女の育て方』のような創作系の話である。上手くまとまっていて、それなりに期待出来そうである。
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『ハーレム・スコードロン ops.01』上杉託也 [富士見ファンタジア文庫]
主人公の少年はヘリコプター部隊の学校に入学して、女の子ばかりのチームに所属することになるという話。割と、オーソドックスな展開ではあるが、上手くまとまっていて読み易い。既に2巻が出ることが決まっている。
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『スカートのなかのひみつ。』宮入裕昂 [電撃文庫]
新人賞の最終選考作。学園物で女装しているキャラとか、色々と変なのが登場する話である。とはいえ、構成はかなり複雑で、最後に明かされるのであるが、展開は良く出来ている。やや青春物寄りではあるが、全体としては上手くまとめている。話はきちんと完結している。
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『 《このラブコメがすごい！！》堂々の三位！ 』飛田雲之 [ガガガ文庫]
新人賞の受賞作。ライトノベル系のまとめサイトを運営する高校生の主人公は、ネット小説賞で三位になった作品の著者が気になっている同級生の少女であることに気付き、彼女にラブコメの書き方を教えることになるという話。この手の話としてはオーソドックスな展開ではあるが、ストーリー展開は上手くまとまっており、きっちりとまとまっている。完成度は高い。
『ヤンデレ彼女が異世界まで追ってきた』草薙アキ [講談社ラノベ文庫]
タイトル通りの話で、一発ネタではあるが、それなりに面白い。続きも出せそうな構造ではあるが、どうなのだろう。
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『異世界エルフの奴隷ちゃん』柑橘ゆすら [ダッシュエックス文庫]
奴隷のエルフの主人公はもう一人の犬耳の奴隷とともに勇者に仕えているが、その勇者はスライムとしか戦わないという設定の話である。なろう系のありがちな設定を上手く使って、コメディーにしている。コメディーとしては結構、ブラックで良く出来ている。既に2巻まで出ているが、続きに期待したい。
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『恋してるひまがあるならガチャ回せ！』杉井光 [電撃文庫]
大学生の主人公は、スマホゲーのガチャに嵌まっていたが、大学で知り合ったお嬢様も実は廃課金ゲーマーだったというところから始まる話。ラブコメ展開もそれなりにあるが、ゲームの話がほとんどであり、結構、熱い展開になっている。続きも2巻まで出ているが、期待したい。
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『同棲から始まるオタク彼女の作りかた』村上凛 [富士見ファンタジア文庫]
ちょっとしたきっかけで高校の同級生の隠れオタクのリア充ギャルと同棲することになる話。考えてみれば、『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ！』と大して設定が変わるわけではないが、話自体は面白い。続きに期待したい。
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『やがて君になる 佐伯沙弥香について』入間人間 [電撃文庫]
アニメ化もされているコミックの外伝。中学生の主人公の少女は女の先輩と付き合うことになると言うところから始まる話。この話の主人公は本編では脇役だが、本編のヒロインに対しては複雑な感情を抱いており、どうしてそうなっているかを過去に遡って説明するような話になっている。とはいえ、百合物としては良く出来ており、アニメを観る際にも非常に役立つというか、参考になるつくりになっている。
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