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『ガーデン・ロスト』紅玉いづき [メディアワークス文庫]

4人の女子高生の話。章ごとに主人公が異なる。一種の青春物だが、あくまでも、回顧的な意味での青春物と言うべきか。話は割とありがちな感じではあるが、上手くまとまっている。ただ、その分、この作者の他の作品に比べると、やや迫力に欠けるというか、小さくまとまっている気がしないでもない。
タグ:紅玉いづき
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『すべての愛がゆるされる島』杉井光 [メディアワークス文庫]

太平洋の真ん中のある名も無き島は、誰でも島の教会で結婚式を挙げることが出来る。というわけで、いくつかのカップルがそこを訪れるという話。ストーリーというか、構成もかなり凝っていて、短いけれども、読み返さないと全貌は分かりにくくなっている。ある意味ではミステリー的な仕掛けでもある。非常に上手く構成されており、きっちりと完結している。


メディアワークス文庫は、12月に新創刊されたが、8冊出た内の4冊を買った。全8冊の内、新人が二人以外は全て、今まで、電撃文庫で作品を発表している。コンセプトは、ライトノベルではなく、一般文芸寄りとで、イラスト無しということだが、電撃文庫では、ライトノベル的な枠からはみ出るために、出しにくい物をこちらで出すというのが本当のところか。実際、買った内の2冊は電撃文庫で出した物の続編で、もう一冊は電撃文庫とまたがったシェアードワールドの一環で、最後の一冊がオリジナルだった。買っていない物は全て、オリジナルのようだが。内容的にも、確かに、電撃文庫では今一売れなかったとかそう言う理由で、こちらで出すのだろうが、実質的にはほとんどライトノベルと言っても良いであろう。
タグ:杉井光
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『カスタム・チャイルド -罪と罰-』壁井ユカコ [メディアワークス文庫]

電撃文庫で出した『カスタム・チャイルド』の続編というか、同じ世界での別の話になっている。遺伝子を操作して、子どもの容姿のデザインが可能になった世界が舞台のSFになっている。ただ、SFとしてよりも、そこで、何が起きうるかを描いた青春物に成っている。といっても、割とありがちな苦い青春物というより、何か、色々と変であり、結末も、相当おかしい。全体としては、かなり、面白く、一気に読ませてしまう。これで完結している。
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『陰陽の京 月風譚 黒方の鬼』渡瀬草一郎 [メディアワークス文庫]

電撃文庫で五巻まで出ている『陰陽の京』の仕切り直し。平安時代を舞台にした陰陽師物。この手の話としてはオーソドックスであるが、却って、ライトノベルとしては地味に写るのか、メディアワークス文庫で続編が創刊ラインナップに入っている。一応、それまでを読んでいなくても大丈夫なようには構成されている。とはいえ、これまでとほとんど変わらない感じである一方で、新しいキャラクターも登場するし、ストーリーの構成も上手い。今度は、続きにも期待したい。
タグ:渡瀬草一郎
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『龍盤七朝 ケルベロス 壱』古橋秀之 [メディアワークス文庫]

中華風のファンタジー。秋山瑞人とのシェアードワールド企画であるが、こちらは、電撃文庫ではなく、メディアワークス文庫の創刊ラインナップに入った。不死身の覇王が存在する世界で、ある三人が出会ったところで始まる話。基本的には武侠物的なフォーマットである。確かに、ライトノベルからはみ出る感じではあるが、この作者の作品としては、普通である。とりあえず、話は始まったばかりで、プロローグと言ったところであり、続きに期待したいが、すぐに読めるかどうかは、あまり期待しない方が良いかもしれない。

秋山瑞人のに比べると、闘いがメインで、かなり、殺伐とした話になっていて、雰囲気もかなり異なるが、どこかに接点はあるのだろうか。あちらも、一昨年に一巻が出たきりであるが、無事、続きは出るのだろうか。
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