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ライトノベル2011年ベスト(その2) [ベスト]

2011年のライトノベルのベストの今度は新人部門である。

去年は、新人作家の物は余り買っていないので、かなり少ない中から選ぶことになった。以下、順番は特に意味はない。考えてみれば、『魔法科高校の劣等生』も新人ではあったが、ちょっと特殊だし、既に新人でない部門の方で挙げたので、ここでは除外する。

『犬とハサミは使いよう』更伊俊介 [ファミ通文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-03-25
発想がかなりぶっ飛んでいるが、内容もよく考えると結構変である。

『アイドライジング!』広沢サカキ [電撃文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-03-21-1
アイドルスポコン物的な話だが、非常に上手い。

『わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 1 リア中ですが何か?』やのゆい [ファミ通文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-02-27
これも話の作りが上手い。

『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』竜ノ湖太郎 [角川スニーカー文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-05-14-1
余り新人には思えないが、パワーがあるだけでなく、かなり構成も緻密である。

『カナクのキセキ1』上総朋大 [富士見ファンタジア文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-02-20
若干、話がご都合主義的ではあるが、スケールの大きい話を上手くまとめている。


色物枠としては、次の一冊。
『僕の妹は漢字が読める』かじいたかし [HJ文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-09-04
萌え系でかつネタだけかと思うと、意外と、テーマ性もかなりあるし、続きもそれほど、勢いが失われていない。


さらに、読んだ中で今年完結した作品のなかで良かった物を並べてみた。

とある飛空士への恋歌、かぐや魔王式!、タロットの御主人様。、土属性はダテじゃない!、剣の女王と烙印の仔、円環少女、天国に涙はいらない、あねもね☆ろわいやる、まかでみックス、竜王女は天に舞う、プリンセスハーツ、ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!、百億の魔女語り 、疾走する思春期のパラベラム、月見月理解の探偵殺人 、調停少女サファイア、六人の兇王子、狼と香辛料、神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト、墜落世界のハイダイバー


この中で、「天国に涙はいらない」は何故か、久し振りに出たと思ったら、完結という珍しいパターンだった。大団円といえるのは、とある飛空士への恋歌、剣の女王と烙印の仔、円環少女、プリンセスハーツ、神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイトといったところだろうか。

ここに載せていないが、最終巻を買ったけど、読んでいないのもあるわけで、さすがに読むか。
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ライトノベル2011年ベスト(その1) [ベスト]

昨年のライトノベルのベストをまとめてみることにした。

このブログで感想を書いた物の中から選んでいるので、基本的にシリーズ物の途中ではなく新作の中から選んでいる。新人とそれ以外で分けているが、新人の次のアーティクルで扱う予定である。ベストと言っても、特に順番は付けず、適当に10ぐらい選んでいる。


『ブラッド・スパート』六塚光 [幻狼ファンタジアノベルス]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-02-22-1
3巻で完結。何というか、割と渋い話だが、内容はこの作者としては標準的で、かなり、ハードである。

『クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーI』五代ゆう [ハヤカワJA]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-04-02-2
ノベライズと言うよりは、ゲーム自体が作者の原作になるので、実質的にオリジナルと言うべきか。これも完結している。かなりスケールの大きい話である。

『星海大戦』元長柾木 [星海社FICTIONS]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-05-17
SFで、こちらもスケールは大きいが、続きはまだ出ていない。

『ひきこもりの彼女は神なのです。』すえばしけん [HJ文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-05-14
4巻まで出ている。やや、最初の方はバタバタしている面もあったが、面白くなってきた。

『魔弾の王と戦姫』川口士 [MF文庫J]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-06-04-3
別のシリーズも面白いが、新しく始まったこれも面白い。オーソドックスなファンタジーだが、設定はかなり練られている。

『シュヴァルツェスマーケン1 神なき屍戚の大地に』内田弘樹 [ファミ通文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-07-18-3
ノベライズだが、外伝で、非常に重厚かつハードな状況の話である。架空戦記を上手く、ライトノベル化している面もある。

『ブラック・ブレット 神を目指した者たち』神崎紫電 [電撃文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-10-01
SFになっている。割と、ありがちな感じではあるが、非常にキャラクターの設定なども上手く、安心して読んでいられる。

『約束の方舟 上下』瀬尾つかさ [ハヤカワJA]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-09-26-1
SFとしてはジュブナイル的なところもありつつ、非常にオーソドックスで、SFとしてのネタも面白い。

『エトランゼのすべて』森田季節 [星海社FICTIONS]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-12-19
大学のキャンパス物としては非常に良く出来ている。

『東雲侑子は短編小説をあいしている』森橋ビンゴ [ファミ通文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-11-28-1
青春物だが、多少、メタなところもあり、非常に上手い。


次点
『魔法科高校の劣等生①』佐島勤 [電撃文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-08-23-1
2巻は今一だが、3巻は面白くなる。1巻当たりは必ずしも読みやすくはない。

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1』榊一郎 [講談社ラノベ文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2012-01-02-3
2巻まで出ているが、ネタが非常にブラックである。

『変愛サイケデリック』間宮夏生 [電撃文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-05-23
2巻まで出ているが、人間関係というか、設定が複雑だが、先が読めない。


『展翅少女人形館』瑞智士記 [ハヤカワJA]『いもうとがかり』月見草平 [MF文庫J]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-11-07-1

『”葵”ヒカルが地球にいたころ・・・・・・①』野村美月 [ファミ通文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-07-18-2

『ビブリア古書堂の事件手帳 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』三上延 [メディアワークス文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-09-26-6

『Type: STEELY-上』片理誠 [幻狼ファンタジアノベルス]
『生徒会探偵キリカ1』杉井光 [講談社ラノベ文庫]



ゲーム付き
ゲームを含めて面白いと感じたので、別枠にした。

『ネメシスの虐笑S』+『ネメシスの虐笑G』小森健太朗 [講談社BOX]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-09-27

『ノーブルリージュ!』TAMAMI(小説)+キネティックノベル第2話 [MF文庫J]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-02-19

色物枠
『これからの正義の話をしよっ☆』早矢塚かつや [一迅社文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-08-23-3
一迅社文庫らしく、タイトルありきだが、意外と面白い。

『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』七月隆文 [一迅社文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2012-01-01
これもタイトル通りだが、実ははがない風の話だった。

『ほうそうぶ2』宮沢周 [スーパーダッシュ文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-02-20-1
掛け合いが面白いが、何か変。

『のうりん』白鳥士郎 [GA文庫]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-10-01-2
必ずしも単なる色物ではないだろうが、やはり、面白くても、どこか色物な感じがする。

『異界兵装 タシュンケ・ウィトコ』樺薫 [講談社BOX]
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-12-03
発想が色々と変わっている。このレーベルだから出来るのかもしれない。

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ライトノベル2010年ベスト(その2) [ベスト]

今度は去年のライトノベルのベストの新人編である。
順位は付けないで、ベスト5とする。

ベスト
『華葬伝 上下』久遠
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01-14
台湾の角川の新人賞の受賞作。日本の下手な新人よりは上手い。

『月光』間宮夏生
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-17
ちょっと変わった感じだが、上手い。

『ニーナとうさぎと魔法の戦車』兎月竜之介
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-10-31
珍しいファンタジーの戦車物だが、ストーリーも上手くまとまっている。

『ヴァンダル画廊街の奇跡』美奈川護
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-02-13
電撃の新人賞の中ではこれが一番良かった。

『B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』綾里けいし
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-02-15
ファミ通文庫の新人賞の中では、これが一番良かった。

次点
『樹環惑星 -ダイビング・オパリア-』伊野隆之
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01-11
SF。結構、ハードSFだが、割と読みやすいし、迫力もある。

『夏海紗音と不思議な世界1』直江ヒロト
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-02-12-4
新人賞受賞作はもう一冊あるが、そちらは読んでいない。こちらはちょっと変な雰囲気の海洋物。

『魔法少女☆仮免許』冬木冬樹
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12-1
三冊同時にデビューしたが、その内、二冊読んだが、こちらはちょっと面白い。しかし、何か、微妙なところがあるが、今後期待したい。

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ライトノベル2010年ベスト(その1) [ベスト]

年が明けたと言うことで、去年のベストを考えてみることにした。どのように、するかは色々迷うところだが、今回は新人とそれ以外で分けることにした。というわけで、まず、新人ではない作家の作品のベスト10。ただし、順位は付けない。対象は、去年読んだ全ての本の中からの方が良いのだろうが、面倒なので、ブログに感想を書いた中から選んでいる。そのため、基本的には新作のみとなっている。

ベスト10
『痕跡師の憂鬱』田代裕彦
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-03-08-3
ファンタジー設定の一種のミステリー。かなり地味だが、面白い。続編も出ている。

『機龍警察』月村了衛
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-03-21-5
パワードスーツ物で警察物。

『殺戮ゲームの館<上><下>』土橋真二郎
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-04-04-2
人狼系の殺人ゲームの話。『生贄のジレンマ』も悪くなかったが、こちらは上手くまとまっているし、最後に謎がそれほど残らない点がよい。

『ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック』深見真
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05-1
ファンタジー世界での特殊部隊物という新ジャンルである。

『星刻の竜騎士』瑞智士記
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-06-26
オーソドックスなMF文庫Jにありがちなファンタジーだが、とにかく上手い。こういうのも書けるとは思わなかった。

『折れた竜骨』米澤穂信
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01-8
ファンタジー設定のミステリーだが、この作者の作品では一番、オーソドックスなスタイルかもしれない。

『不思議系上司の攻略法』水沢あきと
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-12-19
『会長はメイド様!』的なサラリーマン小説だが、基本的にはライトノベルの延長線上。

『深山さんちのベルテイン』逢空万太
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01-2
ほのぼの系だが、妙にもの悲しいところもある。こういうものも書けるとは思わなかった。

『千の魔剣と盾の乙女』川口士
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01-4
オーソドックスなファンタジーだが、迫力もあるし、設定も練られているし、上手い。

『百億の魔女語り1 オトコが魔女になれるわけないでしょ。』竹岡葉月
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-07
ファンタジー物だが、設定はかなり凝っていて、また、ストーリーの展開も上手い。

次点
『エアリエル ~緋翼は風に踊る~』上野遊
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-15-2
飛行機物。ラブコメもかなり充実している。

『星灼のイサナトリ』大樹連司
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-05-03-1
設定が凝っていて、上手くまとまっている。

『黒のストライカ』十文字青
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-23
ありがちな吸血鬼やら何やらが出てくるバトル物だが、上手い。

『放課後ランダムダンジョン』瀬尾つかさ
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-12-05-3
ファンタジーだが、設定は結構、凝っている。

『アースライト・ウォーズ 割れぬ少女と蝉の王』六塚光
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01-3
『ペンギン・サマー』に続く、ジュブナイルSF的な作品。

『銀の河のガーディアン』三浦良
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-09-07
設定は相変わらず凝っているが、キャラクター設定が上手い。

『魔王学校に俺だけ勇者!?』夏緑
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-12-05-1
魔王と勇者という最近流行りのテーマだが、上手く学園物に落とし込んでいる。

『乱☆恋 婚約者は16人!?』舞阪洸
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-16
ハーレム物のファンタジーかと思うと、設定が捻ってある。

『まなかみ!』月見草平
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-07-18-3
設定は、割と流行りの物を取り入れているが、むしろ、魔法学園物としては面白い。

『ぼくのうた』十文字青
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-08-02-1
非常にオーソドックスなファンタジー。

色物
『アスカ -麻雀餓狼伝-』吉村夜
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-03-08-1
麻雀物。

『白鷺このはにその気はない!』早矢塚かつや
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-06-20
設定が捻りすぎて、色々と変なことになっている。

『ハーレムはイヤッ!!』水鏡希人
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-15
無理矢理、ハーレム物を書かせようとしたら、面白いけれど、別物になってしまったとしか思えない。

『ラブコメ禁止ですの!』一柳凪
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05-2
この作者が書くと、ありがちなラブコメ設定もかなり変なことになる。その変なところが上手く機能して面白くなっているようだ。

『あねもね☆ろわいやる』本田透
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2010-11-01
実は『がく×ぶる』の続編だが、姉しか出てこないという姉物のハーレム的なラブコメになっている。何というか、やりたい放題の話だが、続編まで出ている。
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ライトノベル2009年ベスト10 [ベスト]

去年に読んだ物の内で面白かったものをまとめてみた。ベスト10というタイトルだが、新人とそれ以外に分類し、ベスト10と次点に分ける事にした。順位はそれぞれの中では付けない。

『四方世界の王1』定金伸治 講談社BOX
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-01-06
大河小説ということで、毎月刊行の予定だったが、途中で止まってしまった。やはり、企画としてはかなり無謀なのか。内容は、ファンタジーだが、盛り上がってきたところで、止まっており、続きに期待したい。

『リビングデッド・ファスナー・ロック』瑞智士記 ガガガ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08
伝奇物。2巻まで出ている。この作者は、去年は色々と出したが、これが一番良かったか。

『秋期限定栗きんとん事件 上下』米澤穂信 創元推理文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-6
「小市民」シリーズの最新作。ライトノベルとしても、ミステリーとしても良くできていた。この作者の作品では、純粋にミステリーとしては、『追想五断章』も出来は良い。

『ペンギン・サマー』六塚光 一迅社文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-05-02-9
一冊で完結しているものとしては、非常に良くできている。

『とある飛空士への恋歌』犬村小六 ガガガ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-07-20
『とある飛空士への追憶』と同じ世界だが、全く別の話になっている。3巻から、急展開になっている。

『僕は友達が少ない』平坂読 MF文庫J
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-09-02-9
『ラノベ部』の裏返しみたいな話。コメディーとしては非常に面白い。

『氷結境界のエデン』細音啓 富士見ファンタジア文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-09-21-2
かなり、オーソドックスなファンタジー。2巻まで出ているが、面白くなってきた。ただ、『鋼殻のレギオス』みたいにチームバトル的になっているが、どうなるのだろうか。

『円環のパラダイム』瀬尾つかさ 一迅社文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-12-12
SFとしてはかなりハードである。『白夢』よりもこちらの方が、迫力はある。

『カスタム・チャイルド -罪と罰-』壁井ユカコ メディアワークス文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-12-28-2
オチが何とも言えない。

『ほうかごのロケッティア School escape veloity』大樹連司 ガガガ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-12-28-4
ロケット物のSF。

次点
『戦場のライラプス』瑞智士記 トクマ・ノベルズ
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-01-25-5

『絶対女王にゃー様』J・さいろー ガガガ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-09-21-1

『テスタメントシュピーゲル1』冲方丁 角川スニーカー文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-12-12-7
完結編。2シリーズが合流するという形になっている。

『IS<インフィニット・ストラトス>』弓弦イズル MF文庫J
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07
一種のロボット物としてだけでなく、ラブコメとしても面白い。

『ビスケット・フランケンシュタイン』日日日 メガミ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-06-06-3
単発物としては非常に良くまとまっている。

『蒼海ガールズ!』白鳥士郎 GA文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-09-02-1

『六畳間の侵略者!?』健速 HJ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-3

新人
『二人で始める世界征服』おかざき登 MF文庫J
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-01-12-1
新人にしては読みやすい。既に完結している。

『蒼穹のカルマ1』橘公司 富士見ファンタジア文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-01-25-3
コメディーとしては面白い。

『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』石川博晶 ファミ通文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-01-25-3
かなり、独特な感じもする。既に完結している。

『ピクシー・ワークス』南井大介 電撃文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-09-13-2
SF。これできっちりと完結している。

『アンシーズ』宮沢周 スーパーダッシュ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-10-05-5
設定は非常に奇抜であり、怪作とも言えるが、ストーリーも面白い。

新人の次点
『アクセル・ワールド1』川原礫 電撃文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-02-14-6
読みやすさと筆の速さでいえば、去年一番の新人だろう。既に2シリーズ並行して発表している。

『やってきたよ、ドルイドさん!』志瑞祐
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-01-12
次作も出来は良い。

『這いよれ!ニャル子さん』逢空万太
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-05-02-5

『ノブレス・オブリージュ ~茅森楠葉の覚悟~』小松遊木
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-10-24-2



ライトノベルではなさそうなもの、怪作、キワモノ
『ナナヲ チートイツ』森橋ビンゴ メガミ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-02-15
麻雀物。ストーリーも麻雀物の劇画風でもあったりする。

『鋼鉄のアナバシス 死神と呼ばれた少女』内田弘樹 AXIS LABEL
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-07-19-3
架空戦記とライトノベルの中間路線で、遂に専門レーベルが登場した。

『勇者と探偵のゲーム』大樹連司 一迅社文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-10-24
設定も凄いが、内容もそれなり。

『ハムレット・シンドローム』樺山三英 ガガガ文庫
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-12-13
ガガガ文庫の文芸路線だが、これもライトノベルからはややはみ出るような。

『小説馬車馬戦記 ディエンビエンフー大作戦』富永浩史 AXIS LABEL
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-12-31-1
ライトノベルと架空戦記の中間という所だが、この作者は元々両方書いている。

『芙蓉千里』須賀しのぶ 角川書店
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-10-05-1
一般文芸としては面白い。

『アーサー帝戦記I -曙光のエクスカリバー-』本田透 幻狼ファンタジアノベルス
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2009-09-02-12
ちょっと前のノベルスのような路線をファンタジーでやってみたというところか。迫力はある。

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ライトノベル2008年ベスト10 [ベスト]

2008年のライトノベルの私的ベスト10をまとめてみた。といっても、数も適当で、順位は付けず、ベスト10と次点のみ区別。

『いちばんうしろの大魔王』水城正太郎
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2008-02-09-1
割とコメディーなのであるが、シリアスな設定も結構、凝っていて、面白い。

『ライトノベルの楽しい書き方』本田透
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-02-17
ラブコメの中では一番良くできていた。同じ作者のでは、年末にラブコメの新シリーズが二つも登場したが、それぞれ一冊しか出ていないので、よく分からないと言うことで、これになった。

『暁と黄昏の狭間I 竜魚の書』西魚リツコ
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-02-25-1
去年始まったシリーズの中では一番本格的なファンタジーだろう。

『アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭』須賀しのぶ
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-03-16-1
早くも完結してしまい、いかにも第二部がありそうな感じだったので残念ではある。とはいえ、これだけで十分楽しめる。

『サムライエイジ』みかづき紅月
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-06-08
去年は、チャンバラ物が他にも舞阪洸の『狗牙絶ちの劔』、『サムライガード』とあったが、これは割とすっきりした話で良かった。ただ、この作者はやや書きすぎで、意外とクオリティーが安定していない気もする。

『疾走れ、撃て!』神野オキナ
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-06-21-1
去年のミリタリー的な話の中では一番出来が良かったが、続きは今年にようやく出るようである。

『ルナ・シューター1』林譲治
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01-5
去年読んだSFの中では面白かった。SFとライトノベルの中間ぐらいの所である。年末に2巻も出ている。

『ハーフボイルド・ワンダーガール』早狩武志
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-10-04
青春物としては良くできていた。微妙に怪作の部類かとも思うが。

『Gunning for Nosferatus1 此よりは荒野』水無神知宏
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-11-25
熱いとか燃えるといったタイプの話である。作者は随分久し振りであるが、続きに期待したい。

『SHI-NO ―シノ― 空色の未来図』上月雨音
一種の青春物としては良くできていた。


以下、新人
『君のための物語』水鏡希人
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-02-09-7
新人賞組の中では完成度は非常に高かった。ただ、完成されすぎていたせいか、続きは出なかったが、新作はもうじき出るようなので、期待したい。

『スクランブル・ウィザード』すえばしけん
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-07-11
これも新人にしては非常に上手かった。続きも出て、この先も期待出来そうである。

以下、次点
『なりゆき!しゅがあ☆くらふと』あきさかあさひ
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-10-04-3
ほのぼの系の中ではこれが一番か。

『MA棋してる!1』三浦良
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-11-03
設定が面白い。

『征服娘。』神楽坂淳
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-02-09
陰謀物としては非常に良くできていると思うが、続きが出ない。この作者はどうも続きが出ない傾向なのかもしれない。

『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01』秋山瑞人
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-05-11
久し振りの新作だが、これも続きが出ない。

『緋弾のアリア』赤松中学
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01
二シリーズ目だが、かなり期待出来そうである。

『ラノベ部』平坂読
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-09-22-3
メタな話としては、他にも『ばけらの』とかもあるが、四コマ漫画テイストなほのぼの系としても出来が良かった。

『SH@PPLE ―しゃっぷる― (1)』竹岡葉月
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-04-05
入れ替わり物のラブコメ。

『ぶよぶよカルテット』みかづき紅月
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-06-21
音楽物。

以下、新人の次点
『超自宅警備少女ちのり』小幡休彌
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-11-16-1
コメディーとしては良くできている。

『藤堂家はカミガカリ』高遠豹介
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-02-09-9
シリーズとしては安定している。

『θ 11番ホームの妖精』籐真千歳
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-04-14
SFで、設定が凝っていて面白かった。

『.(period)』瑠璃歩月
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-08-03-1
新レーベルの百合枠として登場したが、そういう括りでなくても、十分に楽しめる。

ノベライズで良かったもの
『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス2』吉宗鋼紀
ノベライズと言っても、外伝なので、ストーリーはオリジナルのようである。ロボット物としては非常に良くできている。

『絶対可憐チルドレン・THE NOVELS B.A.B.E.L崩壊』
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-05-30

『ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ』虚淵玄
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21-3

キワモノ、怪作
『どろぼうの名人』中里十
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-11-02-2
新人としては非常に上手いのだが、ライトノベルかというとそうでもないような。

『空想東京百景』ゆずはらとしゆき
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-05-10
イラストと合わせて、楽しむべきか。

『万年島殺人事件 -壊し屋翔子の事件帖-』舞阪洸
http://maxim.blog.so-net.ne.jp/2008-12-08
ライトノベルと新本格のバカミスの中間ぐらいのところであるが、色々と過剰な感じがする。

完結した作品
『さよならピアノソナタ』、『文学少女』、『アンゲルゼ』、『ねくろま。』、『イコノクラスト!』、『AKUMAで少女』 、『SAS』、『銀月のソルトレージュ』、『アストロノト!』

去年は、新規レーベルもまた、出てきたが、一迅社文庫と幻狼ファンタジアはそれなりに期待出来そうである。最近は、ライトノベルもやばいと言った話もあるようだが、出版全体が総崩れだと言うことなので、相対的には元気があるということで、競争が厳しくなっているのであろう。アニメ化も多かったが、向いている作品を選んで丁寧に作れば、良い物が出来るのは確かであろう。出版点数が多いので、新人のチェックも追い付かない感じだが、そうなると、あらすじと表紙で選ぶことになるわけで、その意味でイラストの重要性は高まっているとは思う。しかし、逆にイラストに騙されるというか、イラストと合っていないということも多くなるわけで、難しいところだ。出版点数が増えると、キワモノや怪作の良策も増えるわけで、その意味ではよいのかもしれない。


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ライトノベル2007年ベスト10 [ベスト]

2007年のベスト10。といっても、数も適当で、順位は付けず、ベスト10と次点のみ区別。

『フェイト/ゼロ Vol.1 「第四次聖杯戦争秘話」』虚淵玄 TYPE-MOON BOOKS
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/archive/c35373576
厳密に言えば、一昨年の冬コミで発売なのだが、手に入ったのは、年明けだったので、入れることにした。冬コミで、4巻が発売され、完結したが、それを含めても、非常に面白かった。

『零式』海猫沢めろん ハヤカワJA
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-01-29-4
設定とかも見かけよりはきちんとしているが、何というか、勢いだけで突っ走っているような話ではある。

『人類は衰退しました』田中ロミオ ガガガ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-06-03-5
2巻も、先日出たが、さらに面白くなっている。

『遠まわりする雛』米澤穂信 角川書店
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-26-9
『インシテミル』も悪くはないが、こちらの方が、落ち着いていて、好みである。ライトノベル的には、結構、ラブコメが進展している。

『時砂の王』小川一水 ハヤカワJA
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-26-8
時間改変SFだが、タイムパラドックスなどは、全く、気にしないという設定で、純粋に敵を倒せるかという点に話を集中させているのが、良いのだろう。ストーリーも非常に良くまとまっている。

『聖剣の刀鍛冶』三浦勇雄 MF文庫J
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-11-24-7
オーソドックスなファンタジーだが、キャラが立っていて、また、設定も結構、凝っていて、続きに期待させる。

『幽霊列車とこんぺい糖』木ノ歌詠 富士見ミステリー
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-26
やはり、話の作りとイメージが良くできている。

『“文学少女”と慟哭の巡礼者』野村美月 ファミ通文庫
シリーズの途中だが、面白かった。もうじき、完結するが、どうなるのだろう。

『流血女神伝 喪の女王(8)』須賀しのぶ コバルト文庫
重厚なファンタジーだが、これで完結。ちゃんとまとまるか、心配だったが、きれいに終わった。

以下、新人
『イヴは夜明けに微笑んで 黄昏色の詠使い』細音啓 富士見ファンタジア
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-01-29-2
かなり設定の凝っているファンタジー。

『扉の外』土橋真二郎 電撃文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-02-12-8
人工的な空間でゲームをやらされる話。シリーズとしては完結している。さらにその次のシリーズも始まっている。割と、読者を選ぶ作品ではあるが、完成度は高い。

『鉄球姫エミリー』八薙玉造 スーパーフダッシュ
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-08-2
今年読んだ新人賞組の中では、一番、迫力があった。ひたすら、戦闘シーンが多く、イラストとは大分、感じの異なった話ではある。

以下、次点
『オイレンシュピーゲル』、『スプライトシュピーゲル』冲方丁 角川スニーカー、富士見ファンタジア
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-02-12-2
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-02-12-1
同時発売という仕掛けだが、主人公を変えて、同じ時系列を別の側面から描き出している。

『塔の町、あたしたちの街』扇智史 ファミ通文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-05-06
単発物としては、良くできている。

『冬の巨人』古橋秀之 徳間デュアル
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-05-06-4
何というか、出るだけで価値があるような気がしないでもない。もちろん、内容も面白いが。

『神様のメモ帳』杉井光 電撃文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-01-20
一種の安楽椅子探偵物。完結していないが、別のシリーズが始まってしまったようなので、続きはどうなるのだろう。

『レヴィアタンの恋人』犬村小六 ガガガ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-06-25-1
非常に迫力がある。続きも出ている。

『ねくろま。』平坂読 MF文庫J
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-06-27-1
ファンタジー。割と、コメディーよりの作品としては、良くできている。

『ディスパレイト!コンプ 01昔日の双銀』榊一郎 富士見ファンタジア
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-07-23-1
かなり、悲惨な話。2巻で、この話は終わっているが、本編もこの後出るようだ。

『AKUMAで少女』わかつきひかる HJ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-08-13
ライトノベルでは、初めての長編だが、キャリアは長いので、ラブコメとしては出来は良い。

『ヴァンガード』深見真 スーパーダッシュ
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-26-7
『ゴルゴタ』深見真 徳間書店
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-26-10
この作者のは、どれも良かったが、完成度で言えば、やはり、『ゴルゴタ』か。

『青年のための読書クラブ』桜庭一樹 新潮社
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-09-11-2
連作短編形式だが、良くできている。

以下、新人
『SAS スペシャル・アナスタシア・サービス』鳥居羊 HJ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-07-08-2
『たま◇なま 生物は、何故死なない?』の方が、ある意味では出来は良いが、こちらの方が、オーソドックスで好みではある。

『時載りリンネ!1 はじまりの本』清野静 角川スニーカー
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-08-13-1
あまり派手さはないが、面白い。

『みすてぃっく・あい』一柳凪 ガガガ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-10-08-1
去年の新人の中では、一番、変わっているか。雰囲気がある。

以下、キワモノとか怪作
『武林クロスロード』深見真 ガガガ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-06-03-6
妄想全開といった感じである。

『螺旋の国の3ドリル』富永浩史 HJ文庫
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-07-08
ドリルにこだわった話。

『キスとDO-JIN! ~王子様はカリスマ王手!?~』小林来夏 もえぎ文庫ピュアリー
http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-07-23
同人誌ネタをかなり、リアルに書いている。腐女子視点なので、時々、ドリームが入ったりして、ちょっと読みにくい所もあるが、コメディーとしては面白い。

『彼女はクイーン<クイーン>』吉田親司 電撃文庫 http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2007-08-13-6 異星人と各種のギャンブル勝負をする話。一応、SFだが、何か、色々と変な話になっている。 去年は、新規参入は、ガガガ文庫が変な意味で目立った。ちょっと、先行き不安ではあるが、『人類は衰退しました』と『武林クロスロード』を出したという点に意義があるのだろう。アニメ化された作品も多いが、結局のところ、『ハルヒ』と『ゼロの使い魔』以外は微妙だったような気がする。 追記 『アストロノト!』赤松中学 MF文庫J http://blog.so-net.ne.jp/maxim/2008-01-03 正月に読んだのだが、面白かった。


ライトノベル2006年ベスト10 [ベスト]

年も明けたし、去年読んだもののリストアップも大体終わったので、2006年のベスト10。方針としては、シリーズものはどうしても、入れにくいので、シリーズの開始か、単発の作品中心になっている。

以下、順不同でベスト10
『”文学少女”と死にたがりの道化』野村美月 ファミ通文庫
去年出た三冊とも良かったが、とりあえず、一冊目を挙げておく。

『カーリー ~黄金の尖塔の国とあひると小公女~』高殿円 ファミ通文庫
古めの冒険物とかミステリーが元ネタだが、微妙にライトノベルから外れている気もする。

『斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲』古橋秀之 角川スニーカー
ノベライズだが、相変わらず、濃い話になっている。今年はオリジナルに期待したい。

『ファイナル・スカーレット・ストーム 散る桜、咲く桜』中岡潤一郎 Gノベルス
これで完結。

『クジラのソラ01』瀬尾つかさ 富士見ファンタジア
壮大なSFになりそうである。今月に続きも出るようだし、期待したい。

『ヤクザガール・ミサイルハート』元長柾木 竹書房ゼータ
設定が凝っている。これも続きに期待したいが、レーベル的にはどうなのだろうか。

『銀月のソルトレージュ』枯野瑛 富士見ファンタジア
非常にオーソドックスな話ではあるが、上手い。

『銀盤カレイドスコープvol.8 コズミック・プログラム:Big time again!』海原零 スーパーダッシュ
『銀盤カレイドスコープvol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so』海原零 スーパーダッシュ
最後の二冊は同時発売だったが、構成が良かった。

『ぷいぷい!』夏緑 MF文庫J
コメディーでは、一番良かった。

『けんぷファー1』築地俊彦 MF文庫J
コメディー寄りでは、これも面白い。

以下、次点
『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち1』壁井ユカコ 電撃文庫
新シリーズ。雰囲気は非常に面白い。

『空ノ鐘の響く惑星で12』渡瀬草一郎 電撃文庫
これで完結。過不足無く終わっている。

『だめあね☆ へいらっしゃい、ご主人様!』葛西伸哉 ファミ通文庫
コメディーではこれも良かった。

『ひと夏の経験値』秋口ぎぐる 富士見ドラゴンブック
ある種、リアルな青春小説としては面白い。

『うらにわのかみさま1』神野オキナ HJ文庫
『レンズと悪魔 I魔神覚醒』六塚光 角川スニーカー
『くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?』清水文化 HJ文庫
『モノケロスの魔杖は穿つ』伊都工平 MF文庫J
新シリーズの一冊目としては、続きに期待したい。

『ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~』涼元悠一 GA文庫
中身だけでなく、イラストも込みの評価になってしまうが、雰囲気的には良くできている。

『セカイのスキマ』田代裕彦 富士見ミステリー
『かぷりちお☆スノー』黒石翁 二見ブルーベリー

新人
『走って帰ろう!』加藤聡 ファミ通文庫
完成度が高いという点では、これだろう。きっちりと完結しているし。

『狼と香辛料』支倉凍砂 電撃文庫
続きも含めれば、これが新人の中では一番、出来が良いだろう。

以下、次点
『逆襲の魔王』三浦良 富士見ファンタジア
『火目の巫女』杉井光 電撃文庫
『SHI-NO -シノー 黒き魂の少女』上月雨音 富士見ミステリー
『神様のおきにいり』内山靖二郎 MF文庫J
『純情感情エイリアン1 地球防衛部と僕と桃先輩』こばやしゆうき 角川スニーカー

『多重心世界シンフォニックハーツ 上 独声者の少年』永森悠哉 角川スニーカー
下巻がまだ、出ないので、評価しづらいが、上巻だけで評価すると、かなり、良くできている。

全体的には、去年は、あまり、SFとかミステリーのライトノベル寄りの所が、出なかったので、レーベル的にはライトノベル中心になっている。レーベル別に見ると、電撃があまり、入っていないが、シリーズものが多いのが、響いているのだろう。新規参入組では、GA文庫は、ポリフォニカ中心だったということがあるのだろう。


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ライトノベル2005年ベスト10 [ベスト]

12月に発行されたものも大体読み終わったので、昨年のベスト10を挙げてみることにした。方針としては、やはり、シリーズ物は、途中では評価しにくいので、大体外れてしまう。と言うわけで、単発の作品中心になっている。ベスト10だけど、数も適当。

以下、順不同で、ベスト10。

『サマー/タイム/トラベラー1、2』新城カズマ ハヤカワJA
『蓬莱』以来の傑作。

『パラケルススの娘1』五代ゆう MF文庫J
1巻を挙げたが、2巻はさらに面白くなってきている。

『犬はどこだ』米澤穂信 東京創元社
『クドリャフカの順番』と迷ったが、作品としてはこちらの方が完成度は高い。『クドリャフカ』の方が、ライトノベル寄りではあるが。

『春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン』扇智史 ファミ通文庫
ロボット物のSFで、学園物。

『ヤングガン・カルナバル』深見真 トクマ・ノベルズ
アクション物。この作者の特徴が大体、全部入っている。

『アストロ!乙女塾!』本田透 スーパーダッシュ
スラップスティックなコメディー。本当のところを言えば、これよりも、『萌える男』でよいと思ったが、ライトノベルではないし。

『魔女と犬 カメリア・カタルシス』西魚リツコ トクマ・ノベルズ
妙に、印象に残る。

『超妹大戦シスマゲドン1』古橋秀之 ファミ通文庫
コメディーとしては、非常に上手い。

以下、新人賞組。
『カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記』橘柑子 ファミ通文庫
オーソドックスなファンタジー。続きが出ないのが不思議だ。

『カラっぽの僕に、君はうたう。 フォルマント・ブルー』木ノ歌詠 富士見ミステリー
音楽ネタのSF。非常に雰囲気が良くできている。

『戦う司書と恋する爆弾』山形石雄 スーパーダッシュ
ファンタジーだが、話が濃い。去年の新人の中では、一番、上手いだろう。

以下、次点の作品。
『煉獄のエスクード』貴子潤一郎 富士見ファンタジア
『ある日、爆弾が落ちてきて』古橋秀之 電撃文庫
『老ヴォールの惑星』小川一水 ハヤカワJA
『嘘つきは探偵のはじまり』川上亮 ファミ通文庫
『円環少女1 バベル再臨』長谷敏司 角川スニーカー
『カスタム・チャイルド』壁井ユカコ 電撃文庫
『新スカーレットストーム 南洋の大海戦』中岡潤一郎 Gノベルス
『シャルロット・リーグ1』吉岡平 ファミ通文庫
『スラムオンライン』桜坂洋 ハヤカワJA
『ブルースカイ』桜庭一樹 ハヤカワJA
『白人萠乃と世界の危機』七月隆文 電撃文庫

以下、新人の作品の次点。
『ことりたちのものがたり』空谷あかり スーパーダッシュ
『アンダカの怪造学1 ネームレス・フェニックス』日日日 角川スニーカー
日日日の作品の中ではこれが一番面白いと思ったが、続きはまだ、一冊しか出ていない。
『白い花の舞い散る時間~ガールズレビュー~』友桐夏 コバルト
少女小説系ではこれが一番出来が良いか。ビーンズ文庫の新人賞組も全部読んだが、今一、合わない感じ。
『満月の涙の結晶は』水玲沙夜子 ホワイトハート
ホワイトハートだと、これが一番面白かった。割と残酷なところもあるオーソドックスなファンタジー。
『琥珀の心臓』瀬尾つかさ 富士見ファンタジア
『滅びのマヤウェル その仮面をはずして』岡崎裕信 スーパーダッシュ


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